ZEN麺 Hot News ’98秋冬合併号
(1999年4月発行)
| 第7章 『全麺協通信』 |
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| 1.全麺協第1回そば打ち段位認定制度普及委員会議事録 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 議案:普及委員会の業務について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1.企画運営部 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2.管理部 |
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3.その他 |
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2.‘98全国素人そば打ち名人福島大会 <第2回全麺協三段位認定大会>報告 |
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| 福島県は、西暦2000年に開催予定の「うつくしまふくしま未来博」の成功を願い、広く県民に福島県の農林水産の現状と未来に向けての展望をPRすることを目的にしたイベント「うつくしま農林水産まつり」を福島県産業交流館ビッグパレットふくしまのこけら落としを兼ねて開催した。そして、このイベントの一環として「第2回全国素人そば打ち名人大会福島大会」を同時に開催した。10月30、31〜11月1日の3日間、「そば長屋」と称する5つのブースを開設し、多くの釆場者に手打ちの「新そば」を振る舞い、そば道具の即売コーナーも設ける等大変好評であった。出場者をはじめ、審査員の方々、全麺協、大会関係者の皆様に心より御礼と感謝を申し上げたい。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
計画から大会前日までの経過 |
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| 福島県は、平成8年よりそばの作付け面積が北海道に次いで2番目、名実ともに「秋そば日本一の郷」となった。そばによる「むらおこし」が会津を中心に盛んに展開されるようになり、「うつくしま農林水産まつり」のメインイベントとして「第2回全国素人そば打ち名人大会福島大会」の誘致が検討されてきた。県より協力要請があり、全麺協との協議の結果、協力・後援が決定され会津そばトビア会議、山都町が全麺協会員として計画から運営まで担当することとなった。事務局を山都町に置き、要綱の作成から参加者の募集まで会津そばトビア会議理事会が中心となって進めた。また、大会期間中の3日間は、会場内に「そば長屋」を開設し、多くの来場者に新そばを味わってもらうブースを5カ所設けることになった。スタッフは「第1回目本新そば祭りin会津(平成6年開催)」、「素人そば打ち名人大会福井大会」や「幌加内大会」、「会津そばまつり(平成10年2月開催)」の企画、実施に精通した人々を集め準備は順調に進んだ。このようなスタッフ、リーダーが豊富になったのもイベント効果といえよう。 ところで、出場者の募集の締め切りが近くなり大きな問題が発生した。当初、1組10名ずつ4組の審査を予定していたが、50名を越える予想以上の申し込みがあり絞り込み(足切り)が必要となった。最終申込者は55名で出場者選考会を急遽開催されたが、40名には絞り込めず、50名におさめるのがやっとであった。 全麺協の協力のもと、北は北海道の稚内から西は広島県豊平町までと文字通り全国各地から出場者が集まり、結局、44名(内女性6名)が最終エントリーされた。1〜2回は13名、3〜4回は12名による審査となり、審査員にとっては重労働であった。この数を見てもおわかりと思うがそば打ちへの関心は高くなって来ている。 |
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そば好き交流レセプション |
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| 大会前日の10月31日、レセプション会場には、ぞくぞくとそば打ちの道具を手に全国から出場者、応捜埼の家族、友人が集まった。各地で開催された二段位認定大会などで既に顔なじみの人たちも多く、和やかな雰囲気の中「そば好き交流レセプション」が始まった。事務局の板橋氏(山都町役場)の司会で開会し、主管の会津そばトビア会議和田五郎会長挨拶、県農林水産部横山次長の歓迎挨拶、審査員の信州大学教授氏原嘩男氏(全麺協顧問)の挨拶と続き、審査員の紹介があった。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 大会の競技説明があり、出場者の自己紹介が出場組ごとに行われ、それぞれの思いを披露し和やかなレセプションとなった。熱の込もったそば談義による交流は時を忘れて続き、開会後も街に繰り出し深夜まで交流が続けられた。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
‘98全国素人そば打ち名人福島大会<第2回全麺協三段位認定大会> |
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| 大会当日は天候にも恵まれ大変な入場者となった。出場者は受付を済ませゼッケンをつけて会場に整列し開会式が始まった。実行委員長の福島県農林水産部部長斉藤信一氏の挨拶、審査員の紹介があり、地元、郡山そば同好会の皆川雅広氏の力強い選手宣誓で大会は開始された。司会は、山都町役場の鈴木由美子氏で、毎年開催されている山都新そばまつりの司会を担当するベテランである。解説は福井県で開催された第2回全日本素人そば打ち名人大会(平成9年)で名人に輝いた磐梯町の長谷川徹氏にお願いした。全麺協三段位認定大会は、そば粉1,200グラム、つなぎ(小麦粉)300グラムの計1,50グラムの二八そばを40分間で打ち上げるという基準で審査されるもので、さらに衛生面(頭髪、爪、衣類)、技術面(水回し、こね、のし、切り)、態度(姿勢、意気込み)も点数に加えた合計点と所要時間によって合否が判定され、上位者を表彰するという競技内容である。 1組目は、会津勢が6名、県内が4名、県外が2名の計12名でスタートした。磐梯町の選手7名は各々トントンと独特な打ち方で、会場の人々をひきつけた。 2組目は、各地からのエントリーでそれぞれの持ち味を出す打ち方で楽しい。木鉢の作業が大変丁寧に行われているのが印象的だった。 3組目は、北海道の幌加内町、東京、県内の参加者で、特に幌加内町の人達の丁寧さと東京勢の3本打ちが目をひいた。 司会と解説者の絶妙なやり取りと解りやすい説明がとても好評であった。 最後の組は、広島県豊平町、大阪、茨城、稚内、東京、会津の出場看でこちらもそれぞれの打ち方を見ることができ、大いに楽しませていただいた。ある出場者は水回しの失敗が後までひびき、とても苦労しているようであった。中でも稚内の山本さんの打ち方の気負いのない丁寧な打ち方は会場からも注目を集めていた。 審査員の方々は、毎回、十数回出場者の前を往復しながら真剣に審査を重ね、審査表に書き込んでいた。審査が終わり集計作業に入ると審査員は一同に疲れの色を隠せなかった。また、実行委員長から、「今回は女性の参加者も多かったので女性に特別賞を差し上げてはどうか」との提案があり討議の結果、福島県の県花である「しやくなげ賞」を女性最上位の方に受与することとなった。入賞者は次の通りである。 |
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| 審査委員長氏原嘩男先生から大会の講評があり、「年々技術の向上は目覚ましいものがあり、本職と素人の区別さえつけられない技量の人達が多くなってきたことはとても嬉しい。ふるさとに帰って、地域のそば文化の向上、地域の活性化のために大いに活躍されることを期待します。また、惜しくも三段位の認定を受けられなかった皆さんは、更なる精進をされ次の機会にチャレンジしていただきたい。しかし、そばを楽しむことは段位を取得することだけではない。大いに多くの人とそばをテーマに楽しんで頂きたい」とのコメントをいただいた。 表彰式では、全麺協副会長の吉田昭一山都町町長から三段位認定証が26名に交付された。実行委員長の斉藤信一氏からは名人の山本稔氏、準名人の深谷勝彦氏、五十嵐正次氏にぞれぞれ表彰状と副賞が授与された。 このように緊張感溢れた素晴らしい大会となり、ギャラリーが技に夢中になり前へ前へとジリジリ押し寄せてくるので整理が大変という熱気に満ちあふれ、大会は大成功のうちに終了した。 |
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| [取材:唐橋 宏] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3.‘98常陸秋そばフェスティバル <全麺協素人そば打ち段位認定大会>報告 |
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| 第2回の常陸秋そばフェスティバルが茨城県水府村で開催された(第1回は昨年、金砂郷町で開催)。 28日は名人による模範そば打ち、29日は素人そば打ち名人大会(二段位認定茨城大会)が行われ、他にアトラクション、郷土芸能を催された。28、29日の両日を通じ、そば打ち体験教室、名物そば食べ歩きコーナー、特産品即売・模擬店、そばの食文化展示など、まさに盛りたくさんのメニューで会場が埋め尽くされた。 |
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全麺協素人そば打ち段位認定大会(二段位認定茨城大会) |
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| 当初、私は、2日間通しでお手伝いをする予定であったたが、都合により参加できないこととなり、急遽、審査員を会津そばトビア会議会長和田五郎氏にお願いし、解説を福井大会の全日本名人大会二代目名人長谷川徹氏にお願いした。 私は全麺協の一員として前日まで横浜で開催された第37回東洋・東南アジアフォーラム(ライオンス十クラデ主催)に参加しており、フォーラム終了後、夜遅く水府村へ向い、翌日(11月29日)の朝、会場入りとなった。 外の会場の大テントでは、そば打ちや仕込み、商品の搬入など準備に追われていた。屋内のホールは二つに仕切られており、入り口側には書籍販売コーナーが設置され、「そば読本(柴田書店)」を出版した宮下裕史氏のサイン会が開かれ、その奥にそば関連の甘味処が配置されていた。残りの半分のスベースがメインイベントである全麺協素人そば打ち段位認定大会の会場であり、そば打ち台が整然と並び、通路を挟んで中央部分に観客席が設営されていた。中央の仕切りの壁面には日麺連提供のそばの解説パネルが展示されていた。 私は今回は直接の審査や運営に携わっているわけではなかったため口をはさまぬよう遠慮していたが、どうも大会準備を見ていると体中の血が騒ぎだし、結局準備の輪の中に入っていってしまった。特に、当日のタイムスケジュールや運営マニュアルが出来ていないということで、急遽審査員長で竹やぶ当主の阿部氏、解説の長谷川氏、司会の茨城放送のアナウンサー、スタッフでタイムスケジュールや運営マニュアルを作りを行うはめとなった。少し遅れての開始となったが開会の挨拶の後、審査員の紹介があった。 |
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| 二段位の認定大会なので技術の差はかなりあり、時間ぎりぎりまでかかる人もあった。出場者の中には、自慢の木鉢や麺棒置きなどに創意工夫を凝らした道具を持ち込み、熱心に丁寧に作業されている人が多く印象に残った。中でも、福井大会の名人となった、ひたちなか市の益子氏の技術は群を抜いていた。集計作業にはかなりの時間がかかった。 水府村長の終了挨拶の後、審査員長陶部孝雄氏より「上位の方はそば屋の職人として立派に通用するほどの腕前です。今後、ますますそばを楽しみ、そばを通して多くの人達との交流を深めて下さい」と講評があった。 表彰式では、優勝は地元茨城県ひたちなか市の益子正巳氏、準優勝は東京の板倉敏和氏、優秀賞は茨城県常陸太田市の和田一雄氏、福島県磐梯町の鈴木厚氏、福島県璃町の生方恵子氏がそれぞれ入賞し、水府村長より賞状が授与された。 また、二段位認定者は25名で認定証がそれぞれ交付され、今年11月、金砂郷町で開催される全国素人そば打ち名人大会の出場権を獲得した。 |
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| [取材:唐 橋 宏] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||